探偵に体力や忍耐力は必要?調査員の適正年齢

一昔前に比べて、私たちにとって探偵は身近な存在になっています。


実際、街中を歩いていても興信所や探偵事務所の看板を目にする機会が増えたという人もいるかもしれません。その理由の一つとして、需要の増加があります。


最近では、テレビや週刊誌などで芸能人の不倫問題がよく取り上げられている事もあり、自分のパートナーの浮気調査を依頼する人が増えているのです。
こういった背景も関係していて、探偵へのニーズは増えています。


このような状態なので、探偵という職業に興味を持ったり、探偵になってみたいと考えている人が増えるのも自然なことといえるでしょう。
しかし、探偵になるために必要な情報はあまり多くありません。


そこで、今回は探偵になりたい人が知っておくべき、探偵になるために必要なものである、体力と忍耐力について紹介していきます。


探偵は体力が求められる?

探偵になるために求められる代表的な能力は、体力と忍耐力です。


そして体力というのは、調査業務を行ううえで探偵にはなくてはならないものです。
探偵の仕事の中には、尾行や張り込みといったものがあります。そして、これらの業務は長時間に及ぶ事も決して珍しくありません。


何故なら、尾行している時というのは調査終了時まで、対象者の行先が予想できないからです。
そのため、思いもよらない距離を尾行する事になってしまうという事も珍しくありません。


また、対象者の行動に合わせて調査を行わなければいけない為、睡眠のサイクルなどが変わってしまう可能性もあります。
極端な話、相手が夜型の生活をしていれば、調査をする為には自分も夜型の生活にシフトする必要があるのです。
そのため、生活サイクルが変わっても対応できるだけの体力が求められます。


探偵に忍耐力が求められる理由とは?

また、探偵には忍耐力も求められます。


先程も紹介した通り、探偵の仕事の一つとして張り込みというものがあります。
これは、調査対象者の行動を把握したり、証拠となる画像や動画を手に入れる為には避けて通れないもの。


張り込みという言葉を聞いて、どのようなものをイメージしますか?
車の中で、アンパンを頬張りながら建物の入り口近辺を監視する。
このような姿をイメージする人も多いかもしれません。このイメージだけだと、それほど大変な事だと感じないかもしれません。


しかし、実際にはかなり忍耐力と集中力を必要とする仕事なのです。
その理由が、相手がいつ出てくるのか分からないというものと、証拠となる画像や動画を撮影できる瞬間というのは、相手が建物から出てきた少しの間だけという部分にあります。

更に、張り込みをしている事実を対象者に悟られないようにする為に、車のエンジンを切っておかなければいけない事が多くなっているのです。
車のエンジンを切っておくという事は、当然ですがエアコンが使えないということ。
夏であれば暑さに耐える必要がありますし、冬であれば寒さに耐えなければいけません。

探偵に求められる忍耐力は、かなりハードルが高いといっていいでしょう。
暑さや寒さに耐えながら、いつ出てくるかも分からない対象者を監視して、撮影の準備をして待つという行為は、とても忍耐力を必要とします。


探偵になる適正年齢とは?

ここまで紹介してきた通り、探偵には体力と忍耐力が求められます。
これらの事を考えれば、探偵という職業に就く為には、ある程度の若さが必要だといえるでしょう。

実際、探偵の適正年齢としては20代前半から30代後半を上げる人は少なくありません。
しかし、だからといって40代や50代の人が探偵になれないわけではないのです。
意外にも探偵への就職年齢の間口は広く設定されています。

その理由は、幅広い年齢層がいると、調査がしやすくなるという事が関係しています。
対象者が50代の人であれば、50代の人が行きやすいお店などを利用します。このような場合、調査を行う時には調査員も同じ年代であった方が、自然に見えその場に溶け込みやすいため、調査が対象者に悟られにくくなります。
これは、調査を進めていく際にとても重要な要素となります。

そのため、求められる人材の年齢層は幅広くなっているのです。

しかし、若い人に比べて体力面で劣るのは事実。


だからといって、諦める必要はありません。なぜなら、この点はこれまでの経験や、培ってきた思考能力を活かして体力をカバーする事も可能だからです。
探偵は、体力を求められる仕事ではありますが、体力をカバーできるものを持っている場合であれば、充分に探偵として活躍する事は可能といえるでしょう。


まとめ

近年、探偵へのニーズは高まっています。
そのため、多くの探偵事務所は優秀な調査員を確保したいと考えています。
しかし、優秀な探偵を集めるというのは簡単な事ではありません。だからこそ、自身の会社で育成するというシステムを大切にしている探偵事務所も多く存在します。
つまり、探偵になりたいと思えば、誰でもなれるチャンスがあるということです。


もし、探偵になりたいと本気で考えているのであれば、思い切って探偵事務所に人材募集がないか問い合わせてみましょう。
人が足りていない興信所や探偵事務所は少なくありません。
問い合わせるという行動ひとつで、あなたの人生が大きく変わるかもしれません。


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