事務職に必要な資格は?就活でアピールポイントになる資格とは

事務職というと、昔は、女性が結婚するまでの腰掛けの仕事、
というイメージがありました。

ですが、現在では、総合職ほど激務ではなく、一生続けられる手堅い仕事として、女性の一生のキャリアとして選ばれる人気のある仕事になっています。

そのため、「事務職の仕事なんてたくさんあるから、すぐに仕事が見つかるだろう」と転職活動を始めても、なかなか希望の仕事が見つからない、みつかっても契約社員や派遣などの雇用の安定が望めない仕事ばかり、ということになってしまいかねません。

これから事務職に就職・転職を考えている方が、少しでも有利に就活するために必要なことは、使える資格を身につけておくことです。

今回は、についてご紹介します。

資格を持っているとどんな特典があるの?

資格をとっておくと、就職しやすくなる以外にも様々な特典があります。

第一に、資格をもっている方には月○万円上乗せ、など資格手当がつく場合があることです。

次に、仕事の幅が広がることも挙げられます。
任せてもらえる仕事の幅が広がると、昇進のチャンスもまわってきやすくなりますし、何より面白い仕事に出会え、やりがいを感じやすくなるでしょう。

資格を持っていることで、あなたの可能性は広がっていく可能性が高まるのです。以下で、具体的にどういった資格が使えるのかについてご紹介していきます。

1. 簿記(日商簿記検定)

簿記を学んでおけば、決算書を読み解くことができ、企業のお金の流れを把握することができます。

簿記について知らない人はいないため、どのような職種の企業でも、簡単に能力を認識してもらえます。

日商簿記の資格を取得し、仕訳の知識を身につけることは、事務職の就職にとってとても有利に働きます。

通常、事務職を採用したいというときに、経験者を採用したいというのはどこの企業も同じです。

ですが、日商簿記の資格を持っている人は、一般事務以外にも、会計・経理・営業事務など、幅広い活躍が期待できるため、これまで事務職経験がないと言う場合でも安心して採用することができるのです。

「数字が苦手だから簿記はちょっと」と敬遠している方でも、簿記の勉強をしてみたら案外面白かった、という人も多いので、トライしていただきたい資格のひとつです。

簿記をマスターすれば、決算書を読め、会社の業績についても自分の頭で理解することができます。

就職する前に会社の業績や問題点を調べることができるため、会社選びもしっかりできるようになるという利点もあります。

2. TOEIC


TOEICは、英語のコミュニケーション能力を評価するテストで、
全世界120カ国で実施されています。

満点は990点で、会社によって求めるレベルはことなってきますが、850点を超えるレベルであれば英語がある程度できると判断されるでしょう。

近年、グローバル化が加速しており、貿易事務・英文事務・翻訳・通訳などの需要は高まっています。

商社の貿易事務であれば、英語力はある程度必要になってきます。
近年、英語が話せる人も多く、英語が話せるというだけですぐ仕事を見つけられる状態ではありません。

ただし、英語を話せるということが就活においてプラスの要因になることは確かでしょう。

大切なのは、英語が話せるということにあぐらをかかずに、英語という武器はあなたの一面であり、ほかにもワードやエクセルを使いこなせるという能力をしっかりと身につけておくことでしょう。

TOEICでハイスコアを出すことは就活で有利には働きますが、TOEICの点数だけ高くてほかに何も能力がないというのでは、なかなか厳しいということを認識しておきましょう。

3. MOS(ワード・エクセルの資格)

一般的な事務職の応募で圧倒的に求められるのは、ワード・エクセルを使える能力です。どの程度ワード・エクセルを使いこなせるのかを明確に示すことができるのがMOSです。

一般事務としての経験がない場合でもMOSがあれば、多くの企業にアピールできます。

事務職経験がなく、これから事務職にチャレンジしたいと思っている方にぜひ取得しておいていただきたいのがMOSです。

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4. 宅地建物取引士

宅地建物取引士は、土地や建物の売買に関する知識のレベルを判定する資格です。
不動産の事務職として就職したいと考えている方には、ぜひ取得を検討していただきたい資格です。

不動産取引の業務を行う場合、事務所の中の5人に1人は宅地建物取引士の資格を持っていることが法律上義務付けられています。

そのため、事務職といえども資格を保持していることが望ましいのです。

さいごに


今回は、事務職としての就職を有利に働かせる資格4つをご紹介しました。

このほかにも、ビジネスマナーを身につけたい方は秘書技能検定、金融系の事務職を目指している方はファイナンシャルプランナー、人事や労務部門での事務職を希望される方は社会保険労務士などの資格を取得しておくと就活で有利に働きます。

自分に必要な資格がどれかを入念に下調べし、資格の勉強に励みましょう。

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