パソコンに関する資格、どれがおすすめ?就職、転職に有利な資格

就職や転職に有利な資格がほしい! という方がまず考える資格として、「パソコンに関する資格」があります。


現在、多くの仕事はパソコンを必要とします。とくに事務職となればパソコンに関する資格があると、就職・転職時に大きなアピールポイントになります。


今回は、転職、就職に生かすことができる可能性の高い、パソコンに関する資格をご紹介していきます。せっかく資格をとったのに、まったく生かせなかった、というのは悲しすぎますから、事前にどれだけ実用性があるのか、を確認しておきましょう!


就職・転職に有利なパソコンに関する資格とは?

パソコンに関する資格はたくさんあります。ここでは代表的な6つの資格についてご紹介していきます。


1 MOS

MOS(マイクロソフト ・オフィス・スペシャリスト)とは、とは、ワードやエクセルなどの、マイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明することができる資格です。


ワードやエクセルを使わない会社はほぼゼロでしょう。

事務職の場合、どれだけエクセルスキルが長けているか、で採用が決まる場合もあります。また、MOSの場合はとったら終わり、ではありません。実際に仕事をするなかで業務や作業の効率化をすることができます。


事務仕事をする可能性のある人なら、とっておいて損はない資格だと言えるでしょう。MOSは全国で毎月受験をすることができるので、何度でも挑戦する機会があります。


試験日の一ヶ月前には申し込んでおく必要があるので、履歴書に記載したい、という人は、早めに申し込みをしておきましょう。


2 日商PC検定

日商PC検定とは、商工会議所が行なっているパソコンのスキルを証明する検定です。
検定試験の内容はたくさんありますが、たとえば、「正しいビジネス文書の作成や取り扱いができるか」「エクセルを活用して表やグラフを作成したりデータ分析をすることができるか」また、「パワーポイントを使ってプレゼン資料を作成することができるか」などのスキルをはかることができます。


日商PC検定は、事務職の転職・就職に有利なだけではなく、マーケティング、営業など、エクセルやパワーポイントを利用する可能性の高い職種への転職・就職のさいにも強みとなります。


3 Word文書処理技能検定試験

Word文書処理技能検定試験は、文字通りWord文書の処理技能を測ることができる試験です。


現代の会社で、Wordを使わない会社というのはほとんどないでしょう。とくに事務職の場合は、Word文書処理技能検定試験の結果を履歴書に記載することで、自分の技能をアピールすることができます。


ただし、Word文書処理技能検定試験はそこまで難易度の高いものではありませんから、IT系の企業に就職する経験者の場合、この試験の結果が合否を左右することにはなりにくいでしょう。ではどういった方がWord文書処理技能検定試験を活用すべきかというと、異業種からの転職者組です。


たとえば、パティシエや肉体労働、劇団員、など、まったくこれまで事務仕事や営業仕事と関係のないことをしていた人が転職活動をするとします。


IT企業や商社、販売会社などは、そういった異業種の人たちを採用するときに、不安を感じがちです。パソコンを使った仕事をしてきていない人たちを雇っても大丈夫なのだろうか、と。そういった不安材料を消すためにこのWord文書処理技能検定試験は利用できるのです。


これまでWordを使った仕事をしてこなかった人は、Word文書処理技能検定試験を受験し、そのことを履歴書に書いておくことで、合格の確率をアップさせられる可能性があります。


4 Excel文書処理技能検定試験

Excel文書処理技能検定試験は、エクセルの技能を証明できる検定です。事務仕事をしてきた人の中にも、ピボットテーブルや、ややこしい関数、複雑なグラフなどがよくわからず使えない、というようにエクセルに苦手意識を抱いている人は多いのではないでしょうか?


そんな方に活用していただきたいのがExcel文書処理技能検定試験です。Excel文書処理技能検定試験では、エクセルの機能全般や、それに伴う表計算の知識が求められるため、取得に向けて勉強することでエクセルに対する苦手意識を薄められる可能性があります。


エクセルのスキルが高まれば、事務職として仕事をするさいの大きな武器になります。


5 CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、設計・製図業務を行うときに必須のCADについてのスキルを測ることができる試験です。


CADシステムを利用している企業の就職に有利な資格なので、機械や自動車メーカーの設計技術者や、パタンナーなどを目指している人に役立ちます。


また、事務員兼CADオペレーターの求人は意外と多く、CADの基本的な知識を身につけるだけで就職、転職の間口は大きく広がります。


土木や電気業界、機械業界、アパレルメーカーに就職したい、という人に親和性の高い試験です。


6 adobe認定アソシエイト

adobe認定アソシエイトはフォトショップや、イラストレーターのスキルをはかることができる試験です。
ウェブ、紙の広告業界、デザイン業界などで、フォトショップやイラストレーターは欠かすことの出来ないソフトです。


また、Adobe認定アソシエイトは国際資格でもあります。
前述の業界へ転職・就職を考えている方は持っておくと他の希望者に差をつけられる資格だということができるでしょう。


まとめ


さて、パソコンに関する資格をご紹介しました。興味をお持ちになった資格はありましたか?


資格取得の良い点は、持っていることで就職・転職に有利になることのみではなく、取得のための勉強の過程で、順序立ててスキルを身につけることができることです。
「これはおもしろそう!」と思った資格について、一冊教本を買ってみて、中身を覗いてみてはいかがでしょうか。


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